参加の皆様へ

†主の平和

 暑い、熱い、ホットな夏の訪れと共に、いよいよ青年大会の季節がやってきました。大会までの日々を指折り数えていらっしゃる方も、そうでない方にも、大会までにお知らせしたいことがあります。

大会聖餐式について

 ご存知のとおり、日本聖公会は1998年の第51(定期)総会において法規の一部が改正され、司祭志願の性別についての要件が削除されました。これによって女性の司祭按手が可能となりました。日本聖公会の青年たちも、1996年の青年大会で女性分科会等において女性の司祭按手について議論を行ったように、この課題について足跡を残してきました。
 そして現在日本聖公会は、女性の司祭誕生を喜びをもって受け入れている信徒・聖職、また、女性の司祭がいない教区、女性の司祭按手は認められないという信仰をもっている信徒・聖職も、総会で同時に可決されたいわゆる「ガイドライン」にあるとおり、賛成・反対それぞれの信仰的立場が尊重され、一致の姿を確かめています。
 2000年日本聖公会全国青年大会実行委員会も、当然ながらこのような状況を踏まえた上で大会に臨みたいと思っております。具体的には、今大会テーマ「ひらこう!わたしを、教会を〜いま、私たちのいき生活ているところから〜」のもと、女性の司祭に大会聖餐式の共同司式に加わっていただきます。
 私たちは、いずれの立場を取るにせよ、主イエス・キリストと私たちの一致の要である聖餐を分かち合うことができないという大きな痛みを負うことになりうるでしょう。しかし、この痛みもまた「いま、わたしたちのいき生活ているところ」の現実なのです。
 皆さんにもこの現実を受け止め、また共に真の和解への導きをお祈り頂きたくこのような文章を配布させていただきました。どうぞお覚え下さり、大会に臨んでいただきたく思います。

2000年7月21日
2000年日本聖公会全国青年大会実行委員会